ガチ☆ボーイ

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不幸な事故で障害を持つ主人公が、境遇に負けることなくガチります!
プロレス好きにも好評と言われ、制作サイドも役者もガチでつくりあげたハートフルな青春プロレス映画となっています。

制作国
日本
監督
小泉徳宏
脚本
西田征史
原作
蓬莱竜太
日本公開
2008年3月1日
時間
120分
ジャンル
コメディ、ドラマ、青春、ハートフル、プロレス、泣ける
主な出演
佐藤隆太
サエコ
向井理
仲里依紗
川岡大次郎

五十嵐は事故により、眠ると事故以降、その日までにあったことを全て忘れてしまう「高次脳機能障害」になっていた。将来に絶望し、生きる実感を失いつつあった五十嵐は、HWAの試合を見て学生プロレスに感動したことを思い出し(事故以前の記憶状態は普通の人と同じ)、頭では忘れても身体は覚えているはずと新たな道を切り開くべくプロレス研究会の扉を叩いたのであった。

ウィキペディアより引用

高次脳機能障害のため、事故以降、眠ると記憶が事故当時までリセットされてしまう五十嵐(佐藤隆太)。

もともと頭が良く秀才であるだけに、自身も家族も大きな悩みを抱えています。

それでも、五十嵐はめげずに「今日あったことを書き記し」、翌日目覚めると、その記録を読み返す生活をおくります。
そんな姿を応援する妹(仲里依紗)の健気なこと。
どうしていいのかわからない父親(泉谷しげる)のもどかしさ。

そんな五十嵐は、強さへの憧れもありプロレス同好会に入ります。

色々と問題も抱えているプロレス同好会にあって、大学一の秀才の入会は大歓迎。
ともにプロレスに励むわけですが…障害を隠しきれるものでもなくバレてしまいます。

それでも体育会系。諸問題は無問題。五十嵐共々、同好会の面々も奮闘します。
ついに、晴れのマッチングが決まり、期待に胸膨らませる五十嵐は、「眠ることができず」記憶をそのままに会場に向かうことができます!

でも…その移動中に「うたた寝」を。。。

結末は是非、ご覧いただければと思います。

ファン納得のプロレスシーンも見所です♪

ヾ(@⌒▽⌒@)ノ 頭が忘れても体は覚えているんです☆泣けます!


12人の優しい日本人

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まだ陪審員制度がない頃の映画です。
舞台劇用の脚本のため、ほぼ室内だけで展開します。
三谷幸喜脚本の面白さが詰まった、非常に楽しい作品です。

制作国
日本
監督
中原俊
脚本
三谷幸喜
東京サンシャインボーイズ
日本公開
1991年12月14日
時間
116分
ジャンル
コメディ、ドラマ
主な出演
相島一之
塩見三省
村松克己
梶原善
豊川悦司

映画『十二人の怒れる男』へのオマージュとして、「もし日本にも陪審制があったら?」という架空の設定で描かれる法廷劇・密室劇。『十二人の怒れる男』での展開や設定を基にしたパロディが各シーンでみられる。

ウィキペディアより引用

名作の「十二人の怒れる男」では、差別階級の被告に対し考えもなく有罪を主張されるも、展開で無罪に至るカタルシスが有名です。

このオマージュ的ポジションの三谷活劇では、美人らしい被告に対し、無罪でいいんじゃね的採決が行われ、瞬間的に採決が終わります。

ところがそこに、「ちゃんと話し合おう」と陪審員2号(相島一之)が再討論を主張することで物語は一変。

再討論するための陪審員2号のハチャメチャぶりもさることながら、陪審員の面々のどことなくその辺にいそうなキャラクターはわかりやすく、どんどん引き込まれていきます。

はたして、無罪は有罪にすり替わるのか?

二転三転しながら、ついには全員が納得のいく形で採決されます。
その展開は実に絶妙で、笑いのある楽しいものに仕上がっています。

まさか、「ジンジャエール」が…w

驚きと笑いの展開と結末を是非楽しんでもらいたい作品です。

ヾ(@⌒▽⌒@)ノ めちゃめちゃ面白い、楽しい映画でした☆


フィッシュストーリー

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「風吹けば桶屋が儲かる」でしょうか、とあるきっかけが次のきっかけを産み、時代もばらばらのストーリーが繋がり、ついには大円団を迎えます。
時代を行き来して語られる「観応え」あるとっても面白いストーリーになっています☆

制作国
日本
監督
中村義洋
脚本
林民夫
原作
伊坂幸太郎
日本公開
2009年3月20日
時間
112分
ジャンル
ドラマ、SF、ハートフル
主な出演
伊藤淳史
高良健吾
多部未華子
濱田岳
森山未來

1975年、「セックス・ピストルズ」がデビューする1年前。日本の売れないパンクバンド「逆鱗」が解散前の最後のレコーディングで演奏した「FISH STORY」という曲が時空を超えて奇跡を起こし、地球を救う。

ウィキペディアより引用

物語は大きく4つのパート(時代)に分かれています。

・パンクバンド「逆鱗」の時代パート(1975年)
・逆鱗の歌「FISH STORY」がオカルト歌と囁かれる時代パート(1982年)
・ねぼすけ女子学生と正義の味方が活躍する時代パート(2009年)
・地球には巨大隕石が迫っており、滅亡間近の現代のパート(2012年:劇中の現在)

この説明ではなんのことやらわからないでしょうし、関係性も伝わらないと思いますw
ところが、これらのパートが行きつ戻りつ断片的に関係を持って進みながら、ついには一つの結果へと結びつきます。

詳しく書いてしまうと、観る面白みがありませんがちょっとだけ。

【パンクバンド「逆鱗」の時代パート】
未だジャンルとして光が当たらないパンク不遇な時代のバンドの物語。
リーダー繁樹(伊藤淳史)やヴォーカル五郎(高良健吾)の葛藤や苦労の中、ついには最後の一曲を出して解散の事態に。
そして生み出された歌が「FISH STORY」
その歌はまさに逆鱗の集大成とも言える内容で収録されます。

【逆鱗の歌「FISH STORY」がオカルト歌と囁かれる時代パート】
某ドラえもんを思わせる三人組。のび太のポジションにある気弱な学生の雅史(濱田岳)は、ジャイアンスネ夫にいいように使われています。
そのころ流行っていた歌の中に幽霊の声が録音されている話題の中で「FISH STORY」が出てきます。
実は「FISH STORY」には無音が続く箇所がある不思議な歌としてリリースされていて、その無音の中に女性の悲鳴が聞こえることがあるとか。
眉唾の話題の中、一人車を運転する雅史はカーステレオから流れる「FISH STORY」の無音の中に、女性の悲鳴を聞いてしまいます。

【ねぼすけ女子学生と正義の味方が活躍する時代パート】
時代はぐっと現代に近づきます。
修学旅行中のねぼすけ女子学生(多部未華子)は船で移動中に眠ってしまい下りそびれます。
さらにシージャックに会うことになるのですが、そこに颯爽と現れる船のコック(森山未來)。
自称、正義の味方の登場です。

【地球には巨大隕石が迫っており、滅亡間近の現代のパート】
物語はここから始まります。
滅亡前にあって店を開けている一軒のレコード屋。
滅亡に諦めた数人の客がいる中、店長(大森南朋)によりキーワードとなる「FISH STORY」が語られます。

この支離滅裂な物語が、ただ「FISH STORY」という存在によってつながっていきます。

そして、あっさりと…大円団しますwww

初めはパートが入れ替わるたびに混乱してしまいますが、その展開と主演級の登場人物だけでなく、脇を固める役所が物語の連続性を高めて、頭の中でストーリーがつながっていく感覚は初見でしか味わえないかもしれません。

ながら見ではなくしっかり見たい名作です。

ヾ(@⌒▽⌒@)ノ 初見でも繋がりが生み出す結末を楽しむことができますが、二度、三度見ることでその関係性の新たな気づきが楽しめる面白い映画です♪


青天の霹靂

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うだつの上がらないマジシャンの晴夫(大泉洋)が青天の霹靂に打たれて、自分が生まれる前の過去へタイムスリップ☆
どうしようもないダメ親父とそれを見捨てた母親と出会います(^^)

制作国
日本
監督
劇団ひとり
脚本
劇団ひとり
橋部敦子
原作
劇団ひとり
日本公開
2014年5月24日
時間
96分
ジャンル
ハートフル、切ない、泣ける
主な出演
大泉洋
柴咲コウ
劇団ひとり
笹野高史
風間杜夫

自身の父親(劇団ひとり)とコンビを組んだり、母親(柴咲コウ)に惚れたりとコメディタッチではありますが、自らの出生の真意が感情豊かに綴られはじめ、出産直前の母子の会話は熱演もあり号泣必至です!

そして繋がるラストのマジックショーは感動的な演出として最高でした♪

35歳の晴夫は一流のマジシャンを目指すも、気付けば場末のマジックバーで17年間働いている売れないマジシャンだ。ある日青く晴れた空から雷が落ち、それを機に彼の運命は大きく転換する。意識を取り戻した晴夫は昭和48年の浅草にタイムスリップしていた。そこで彼は若き父と母に出会い、自らの出生の秘密を知ることとなる。

ウィキペディアより引用

劇団ひとりさんの原作脚本、そして初監督の映画です(^o^)
マジックバーでの感動から生まれた作品ということですが、芸人が芸人に惚れて演出を生み出したか、下町の舞台の雰囲気やステージショーの魅せ方はとても楽しくみることができます♪

予告などではコメディイメージが強いですが、ストーリーはかなり切ない情愛に満ちた温かい作品となっています☆

個人的にはラストはマジックショーで終わって、河川敷のエピローグはいらないかなと感じましたが、ハンカチ片手に是非観て欲しい感動の名作です♪
ヾ(@⌒▽⌒@)ノ いい映画でした☆


ゾンビランド

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ゾンビもののホラー作品…ではありますが、コメディタッチの一味違う娯楽作品となっています。( ^ω^ )
ちょいとばかりスプラッタが入りますが、そっち系が苦手な方にも、そっち系が好きな方にも超お勧めの作品です♪

制作国
アメリカ
監督
ルーベン・フライシャー
脚本
レット・リース
ポール・ワーニック
日本公開
2010年7月24日
時間
88分
ジャンル
ホラー、コメディ、ロードムービー
主な出演
ウディ・ハレルソン
ジェシー・アイゼンバーグ
エマ・ストーン
アビゲイル・ブレスリン
ビル・マーレイ

アメリカはまさに「ゾンビランド」となっていた。大学生のコロンバスは、テキサス州ガーランドでも数少ない生き残りの1人だった。臆病で胃腸が弱く、引きこもりで友達もいないネットゲームおたくの彼は「ゾンビの世界で生き残るための32のルール」を作り、それを慎重に実践して生き延びてきた。

ウィキペディアより引用

ちょっとばかしスプラッタなオープニングが終わったら、コロンバスによる「ゾンビの世界で生き残るための32のルール」のレクチャーが始まりますwww
(^○^)もう、ここからただのホラーではありませんw

ロードムービーよろしく、アメリカを行くコロンバスに、同行仲間が。
トゥインキーというお菓子が大好物のワイルドなタラハシー。
小悪魔姉妹のウィチタとリトル・ロック。

ゾンビが徘徊する異常な世界の珍道中♪

特筆すべきは、ビル・マーレイ!
本人が本人役として出演しますε-(´∀`; )キタコレ!
なんでもゾンビを演じていると襲われないとかwww
生き残るための32のルールに加えるべきでは無いかw
きっと本人もノリノリだったんじゃ無いかと思わせる登場と退場に腹を抱えてしまいました☆

クライマックスの遊園地での逃走劇で行われる、タラハシーの射的小屋での激闘は何回見てもかっこいいです!

ちょっとスプラッタなところがあるので、お勧めするには人を選びますが、正直、万人に鑑賞してもらいたい作品の一つです。