ゴクウ

LINEで送る
Pocket

「コブラ」の作者でもある寺沢武一さんのSFアクションです。
左手のサイコガンから、今度は左目にとんでもないハッキング能力を宿したハードボイルド探偵の物語となっています。
如意棒のような伸縮自在のアイテムを駆使したアクションは、タイトルにもなぞらえられている孫悟空そのもの( ^ω^ )

作者
寺沢武一
出版社
幻冬舎コミックス
巻数
全4巻(DX版全3巻)完結
ジャンル
SF
ハードボイルド
アクション
探偵

2014年の東京を舞台に、ふとしたことがきっかけで左目に「神の目」と言われる全てのコンピューターにアクセス可能な端末を埋め込まれた探偵・風林寺悟空の活躍

ウィキペディアより引用

舞台こそ2014年と現実世界が追い抜いてしまっていますが…近未来のハイテク都市を舞台としています。

独特の台詞回しのハードボイルドと、痛快なSFアクションは程よい長さでエピソードがまとまっていることもあって読みやすく面白いです。

まったく、女とかかわるとろくなことにならない
「女に近づくな」それがオレのモットーだ
だが、オレには無理だ……だからそれが問題だ

コミック本文より引用

(^∇^)しぶい!
ハードボイルドにありがちなクドさを感じないのは、アクションが面白いからかも♪

実写映画化か発表されていたはずなのですが、まだ実現していない様子。
今のネット社会で実写化されたら結構面白いものになりそうなのですが、色々と問題もあるのでしょうかね。
伴って、続編の連載再開とかあったら嬉しいです〜
o(^O^*=*^O^)o ワクワク



予告犯

LINEで送る
Pocket

映画が面白かったので、コミックも読んでみようと手にしました(*´ω`*)
オチが秀逸なのでネタバレしながら読んで面白いかなとも思いましたが・・・読んでよかった!

作者
筒井哲也
出版社
集英社
巻数
全3巻完結
ジャンル
サスペンス
アンチヒーロー

ある日、動画サイトYOURTUBEに、新聞紙を頭に被った男が、某食品加工会社に放火の予告をしている動画が発見される。
その後も幾度となく犯罪予告を繰り返す男。警視庁はこの男を“新聞男”と名付ける。
サイバー犯罪対策課は新聞男は複数犯であると睨み、新聞男らの正体や動機を探るべく本腰を入れて調査を始めるようになる。

ウィキペディアより引用

仕事人よろしく悪を懲らしめるアンチヒーローとして、SNSを用いて犯行声明を出すシンブンシ。
その目的が物語の核となるのですが、先に映画を見てしまってネタバレしていたせいか、少し緊迫感が感じられず急ぎ足の展開。。。(;´∀`)いや十分面白いのですが。

映画はもちろんシンブンシ一行の活躍や背景がメインですが、コミックでは相対するサイバー犯罪対策課の吉野、岡本らの動きや考え方にスポットが当たっているように感じました。

それが誰かのためになるという間違いのない確信を得たとき、人は利得を超えた行動をとることがある

コミック本文より引用

これに尽きます。(´Д` )ええなぁ…
全てを理解したサイバー犯罪対策課吉野のコマで目が潤みました。。。
cap_Yokokuhan

山場を過ぎたエピローグ部分はコミック独自でしょうか。
映画を見た方でもまた違った感慨を受けると思います。

ピカレスクやアンチヒーローを賞賛してはいけないのでしょうが、満足感のある面白い作品でした。